深夜の配信を 26:30 と書きたい
公開日:執筆:Owtell
深夜1時からの配信を「25:00」と書きたい。カレンダーに入れると翌日の1:00になってしまう。この食い違いの話です。
なぜ 26:30 と書きたいのか
「水曜の26:30」と「木曜の2:30」は、同じ時刻を指しています。それでも前者を使うのは、読む人の一日の区切りに合わせるためです。
水曜の夜に起きている人にとって、深夜2時半はまだ水曜です。「木曜2:30」と書かれると、一度カレンダーを見て、「これは今夜のことか、明日の夜のことか」を考え直すことになります。
テレビ欄も、ラジオも、ライブハウスのオールナイトも、この書き方をします。業界の慣習ではなく、読み手の生活時間に合わせた表記です。
カレンダーに入れると直される
カレンダーの時刻欄は、たいてい時計としての時刻を持ちます。24時を超える値をどう扱うかは、実際に入力して確かめたわけではありません。確かなのは次の観測の方です。
26:30 が翌日 2:30 として表示されると、Xに「今夜26:30から!」と書いた告知と食い違います。どちらかが間違っているように見えます。
実際にどうしているか
調べた公開カレンダーで観測したのは、時刻欄を使うのをやめるという対応でした。
- 予定を終日登録にして、時刻は本文にテキストで書く。
⏰ OPEN 17:30 / START 18:00のような形です - これは深夜表記のためだけではありません。開場・開演・出番・特典会と時刻が4つあるのに、カレンダーの時刻欄は開始と終了しかない、という理由もあります
つまり時刻欄が使われなくなり、時刻が本文の文字列になっています。こうなると、カレンダー側は「時刻の分からない終日の予定」として扱うので、並び順や通知が正しく効きません。
人が読む面と、機械が読む面を分ける
解き方は、表示と保存を分けることです。
- 画面には、活動者が書いた通りに出す。26:30 と入れたら 26:30 と出る
- 機械向けの出力でだけ、実在の時刻に直す。検索エンジンやカレンダーの取り込みは、翌日 2:30 でないと解釈できません
揃えようとすると、どちらかが壊れます。画面を 2:30 に直せば告知と食い違い、機械にも 26:30 を渡せば読めません。別の値を出すのが正しい、という判断です。
YoteiLine はこの形にしています。「その日の0時からの分」で時刻を持ち、1440分(24時間)以上の値を許します。26:30 は 1590分です。画面には 26:30 と出し、構造化データにだけ翌日 2:30 を出します。
回避策:終日にして本文に書く場合
いま使っているツールを変えないなら、終日登録+本文が現実的です。そのとき効くのは書き方を固定することでした。実際の公開カレンダーでは、絵文字が見出しの代わりになっていました。
- 📍 会場/ ⏰ 開場・開演/ 💰 料金/ 🎤 出演時間/ 🎫 チケット
- 面白いのは、別々の活動者が同じ絵文字体系に収束していたことです。ツールが違っても、書きたいことが同じなら同じ形になります
この記事を書いている YoteiLine は、活動者がファン向けに予定を公開するサービスです。日付とタイトルだけで登録でき、会場・チケット・出番は決まってから足せます。ファンは登録なしで見られます。