TimeTree の公開カレンダーでできること・できないこと
公開日:更新日:執筆:Owtell
TimeTree の公開カレンダーは、調べたアイドル30組のうち13組(43%)が使っていました。いちばん使われている方法です。公式に書かれている機能と、実際の使われ方の両方を見ました。
公式に書かれている機能
TimeTree の公開カレンダーのページに、機能として明記されているものです。
- 予約投稿 — 指定した日時に予定を自動で公開できる
- 繰り返し予定 — 毎週の定例イベントを一度の登録で設定できる
- 予定に写真の添付・場所の地図表示・関連サイトへのURLリンク
- 自分のウェブサイトやブログへの埋め込み
- 公開機能は基本機能無料
ファン側には「気になる」があり、押すと開催が近づくとリマインド通知が来ます。2025年11月からは lit.link のページに公開カレンダーを直接表示できるようにもなりました(表示形式は「2週間」と「リスト」の2つ)。
機能はかなり揃っています。これから公開カレンダーを始めるなら、まずここを試すのが妥当だと思います。
実際の使われ方を見ると、足りていないものが見える
使われているカレンダーを2件、実物で確認しました。そこに出ていたのは、機能の不足を手作業で埋めている痕跡です。
1. 絵文字がフィールド名の代わりになっている
予定1件の本文です。行の構造と絵文字は原文のまま、グループ名・会場名・チケットURL・個人名は伏せ、料金は行数を詰めてあります。
8/17(月) 📍(会場名) ⏰ OPEN 17:30 / START 18:00 💰 年間パス ¥70,000 / 一般 ¥1,500 / 女性 ¥1,000 / 各D別 🎤 18:50-19:05 📷 20:30-21:40(終演後) 🎫(チケットURL)
📍が会場、⏰が開場・開演、💰が料金、🎤が出演時間、📷が特典会、🎫がチケット。本来フィールドであるべきものを、絵文字で見出しにして本文へ書いています。
面白いのは、別のグループも、自社サイト(中身はGoogleカレンダーの埋め込みでした)も、同じ絵文字体系に収束していたことです。ツールが違っても、書きたいことが同じなので同じ形になります。
2. カテゴリをタイトルに書くと、会場名が切れる
あるグループは 【カテゴリ】会場名 でタイトルを統一していました。カテゴリは【主催】【対バン】【東名阪福ツアー】【ゲスト】など。
ところが月表示で見ると、「【主催】HEAVE'S ROC」「【対バン】名古屋サーキ」「【主催】SOUND SPAC」のように、会場名が途中で切れていました。タイトルの表示幅は限られているので、先頭にカテゴリを置くと会場名を食います。
手作業の代用が、UIと衝突しています。カテゴリを別の項目として持てれば起きない問題です。
3. 未定を表す手段がないので、ダミータイトルを置く
あるカレンダーの8月に、ライブ予定 というタイトルの予定が4件ありました。日付だけ決まっていて、会場が未定の状態です。
日付だけ先に決まる予定は普通にあります。なのに、タイトルが必須だと「ライブ予定」と書くしかありません。
4. 終日登録して、時刻は本文に書く
上に引用した予定は、時刻なしの終日登録でした。開場17:30・開演18:00 は本文の中にテキストとして書かれています。
開場と開演と出番と特典会で時刻が4つあるのに、カレンダーの時刻欄は開始と終了しかありません。入りきらないので、時刻欄を使うのをやめて本文に書いているわけです。
5. メンバー個人の予定が混ざる
グループのカレンダーに「⚠️◯◯の出演はございません」と断ったうえで、メンバーが別ユニットで出る予定が載っていました。別のカレンダーでも「◯◯ ゲスト出演」のような形で混ざっています。
「活動者=グループ」という前提が崩れます。ファンから見れば同じ場所で見たい情報なので、混ぜるのは正しい。ただ、混ぜたものを区別する手段が本文の注記しかありません。
そのほか気づいたこと
- 予定ごとの個別URLはあります。IDが数字の羅列なので URLを見ても何の予定かは分かりませんが、SNSに貼ればカードは出ます。タイトル・本文・添付画像がそのまま入っていて、Xでは大きい画像付きで表示される指定(
summary_large_image)になっていました - 祝日が公開カレンダーに混ざって表示されます(山の日・防災の日など)
この記事を書いている YoteiLine は、活動者がファン向けに予定を公開するサービスです。日付とタイトルだけで登録でき、会場・チケット・出番は決まってから足せます。ファンは登録なしで見られます。